りんご&ピクリの子供は、2羽が孵ったのですが、残念なことに1羽は、翌日亡くなっていました。小さな小さな赤ちゃんでした…
ピクリは、4個の卵を産み、一生懸命温めていたのですが、そのうちの2個は抱卵中に傷をつけてしまい、最初から孵りませんでした・・・
後に抱卵中起こったアクシデントを考えれば、1羽は、すぐに亡くなってしまったとはいえ、2羽も無事孵したことの方が奇跡で、りんごとピクちゃんを褒めてあげたいほどなのです。
実は、今回も抱卵を諦めさせようかと思うほどの深刻な事態に2度も見舞われました。
天然でのんびりした性格のふたりだったからこそ、乗り越えられたのかもしれません…
現在、1羽は命をつないでいます… ただ、あまり楽観視はしていません…ちゃんと育つかどうか、今が正念場です…
5月21日、最初のコ1号ちゃんが孵りました。(撮影5月22日)
5月25日、もう1羽孵りました。 手前のコが2号ちゃん。わずか1日の命でした…
1号ちゃんは、今日現在も命の炎は灯っていますが、25日に撮影した↑の画像を見ると、4日も後に孵った2号ちゃんとあまり大きさが変わりませんね…そこが問題なんです…
見守ることしか出来ないMitsukoママは、とても辛いです…
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まずは、抱卵中のアクシデント…
それは、ピクリが4個の卵を産み抱卵を始めて10日ぐらいした頃、夜、何気に見張りをしている「りんご」の顔を見ていたら、肌色のクチバシに黒い点のようなモノがついていて、よく見ると動いてる…
「ゲッ!」と思って、りんご&ピクリのケージをよぉーーーーく 見たら!!!!
一本の古い止まり木の中から、ちっちゃい黒点がワサワサとうごめいていたのです。
さらに目を凝らしてよーく見ると、ナント!ワクモが大量に発生していて、既に巣箱も侵食されてしまっていました…Σ( ̄ロ ̄lll)
中には、真っ赤になったヤツが沢山いて、潰すと蚊を叩いた時みたいに赤い液体が出ます。ピクリ達の血を吸っていたようです。
この止まり木、りんごがとてもお気に入りなので、交換せず取り付けたままになっていた一番古いモノでした。
とにかく、何とかしなくては!と、まずは、卵4個を取り出し、ソファーに掛けている電気ラグで温め、りんごとピクリは、ぬるま湯を流しながらよーく洗いました。
ふたりは、ぬるま湯が気持ち良かったのか、おとなしく洗わせてくれたので良かったです。
そして、巣箱は、最初に買った踊り場付きのが健全だったため、そっちに換え、ケージもポポ&ぷくが使っていたものが綺麗なままあったので、止まり木から、食器から全て交換しました。
ピクリ達の使っていたものは、その場でそのまま全て捨てました。
幸い、ワクモは、他のコ達のところまでは移動していなかったので、他のコ達&ケージ内は、全て無事でした。
ネット検索するとワクモの発生時期は、3月~6月、暖かくなってきたので、ワサワサと動きだしたのでしょう。
何十年も小鳥と暮らしてきてきましたが、ワクモの発生は、生まれて初めての体験でした。古い止まり木は危険ですね。
このままヒナが孵っていたら、ワクモの餌食になるところでした。
幸い、りんご&ピクリは、巣箱を変えても、あまり気にすることなく、抱卵も再開してくれたので安心しましたが。
しかし、そんなに安易に終わるワクモではありません。りんご&ピクリの使っていたモノ全てを破棄し、ふたりを40度ぐらいのぬるま湯で洗っても、敵はチョーしつこいワクモ…ふたりの身体にへばり付いたワクモは、翌日から、新しく取り付けた新品の止まり木のネジの部分などにもぐりこみ、早速コロニーを作っていました。
私は、ジッと目を凝らし、セロテープにこの憎たらしい虫を貼り付けて退治する毎日が続きました。 こんな時に、運悪くずーっと曇り空が続き、日光浴もさせてあげられない日々だったのですが、5月15日は、朝からピーカンの良いお天気!待ってました!とばかりに、りんご&ピクリのケージをベランダに出し、日光浴をさせました。
抱卵中のピクリ達を安心させるために、ウチの老鳥達ぐりん&くりんとくり坊達の大きなケージも一緒に横に並べて、思いっきり!太陽を浴びさせていました。
私は、チラチラベランダを見ながら、家の中でバタバタと動き回っていました。
ホンのちょっと、ベランダから死角になったところで、何かをしていると、ガタンガタンとケージを蹴るような音がしたので、急いて、ベランダを見ると!!!
ナント!大きな大きなハシブトガラスが、くり坊達の仕切り網付きのケージの上に乗っていたのです。
カラスは、日本製の多くのケージの天井が取れることを知っているようで、上の網を大きなクチバシで取ろうとしていたのですよ。\(゜ロ\)(/ロ゜)/
私は、大きな声で「こらあーーー!!!」と言ってベランダに出て行くと、今どきのカラスは、美味しそうな餌の前(カラスにとって)では人間が一人近づいたぐらいでは、全く動じません。
全然、くり坊達のケージの上から離れる様子がないので、私は、その辺に置いてある何かを持って(気が動転していて何を持ったのか覚えていません。)それを振り回してカラスを追い払いました。
それでも、旋回してすぐにベランダの手摺りに戻ってきましたよ。
ホント、恐ろしいです…
幸い、くり君達のケージは、イタリア製の仕切り網付きのもので、天井が取れない造りだったので無事でしたし、りんご&ピクリは、巣箱に逃げ込むことが出来たのと、巣箱が付いていた分、天井が重くなっていたので、カラスが引っ張っても簡単に天井の網が取れなかったのでしょう。
鳥たちには、とても怖い思いをさせてしまいました…
とにかく、カラスは、多くのケージの天井が外れることを知っています。どうか、皆様、日光浴をさせる時は十分お気をつけ下さいませ。
その後、ワクモ退治の日光浴も簡単に出来そうにないので、横浜の病院に電話をして、
状況を話し、鳥達の身体に付いてしまっているワクモがまだ取りきれていない旨、相談してみました。
幸い、抱卵中に害虫が発生したということで、緊急対応をして下さり、早急に駆虫薬を宅配便で送って下さいました。
現在は、1匹、2匹とモジモジ歩いている姿を見つける程度になり、とにかく!1匹たりとも見逃さないように、毎日・毎日、目をこらしています。
次回、赤ちゃんの詳しいお話を経過とともにお知らせしますね…